pudupuda’s blog

創作ブログのつもりです

光あるうちに光のなかを歩め トルストイ

 熱心なキリスト信奉者パンフィリウスと富裕な都市生活者の俗人ユリウスのお話

 ネタバレするとユリウスくんが最後都市生活を捨ててキリスト教生活に身をやつしておわり

これはちょっと...つまらんヲチだ

 確かに舞台にしているローマの時代は原始キリスト教徒というのは権威化されたような社会集団ではなく賢人の啓蒙思想に触発された熱心で敬虔な貧乏人の集まりだったかもしれん

中央集権的な搾取の上に成り立つ豊かさを否定し、より人間の内面を高めようという

まぁ真っ当だが浮世離れした物言いには共感できるかもしれんが ユリウスくん...それでええんか

 実際ユリウス自身、劇中「そんなんで贅沢できるんかい おめえら帝国の建てた軍事、経済システムの上で生活してるくせによくつらつらと喋れたもんだな、俺には子どももいるんだぞ(意訳)」と突っかかるんです 

そこは良かったがどうも消化不良...うーんこれは微妙かなぁ

 キリスト教というか、個人のプリミティブな信仰心の発生を描く作品なら銭ゲバの方が上だと思います