pudupuda’s blog

創作ブログのつもりです

ユリ熊嵐456789101112

意味不明すぎる電波アニメ

 

集団の生存のために不条理な絶対神や獣性、自然状態(だってエンディングで私の中の猛獣がどーこー言ってるもん)を全否定してまで作り上げた友愛組織が個人の幸福をも抑圧し続ける構造を作り上げてしまった その反省としてそれらも自身の一部と認めて和解する話 なのか...?釈然としないが

 

 

その場のノリと勢いだけで纏まった不幸な組織から脱出!っていうのもシーンとしては印象的かもしれんがイクニさんの創作されるキャラクター群もたいがいノリと勢いで動いとるやんけ、と思わなくもない 

 

しかし和合のキスでおしまいですか...ろ、ロマンチストやなぁ...

 アニメなんてその場のノリと勢いそのものみたいなコンテンツでこういう話をやるのもなんだかなぁ、と思ってみたり

 

 

 つーか記憶操作とか抹消とかシラケるのよねこういうの 代償ありきの特約とはいえそんなん出したらなんでもありやんけ まぁファンタジーだもんなぁ 児童文学的だと思えばいいのかな? うーん...?

こういうのターンエーガンダムみたいに長大な時間が戦争の記憶を忘れさせてしまうサガがあるみたいなSF的作風ならそれも納得するんだけどなぁ(俺がSF脳なだけだな多分)

 

 

 

どうやら建設物の数々はホラー映画の影響もあるようでして紅葉の自宅はベイツモーテル、嵐が丘学園はサスペリアの女学校がモデルだったそうな

はえー、言われてみれば...?アルジェントは好きだぜ俺も

 銀子のもとに殺害された百合園蜜子の霊が現れ対話を始めるのはファウスト系の古典作品調でしかないのかもしれませんがホラー色が強い作品だといわれると終盤の銀子のクマ化からの大量虐殺とかなんか映画の狼男アメリカンぽいのかなーと思ったんですがどうなんでしょうね?

幾原さんはけっこうホラーもいける口なのかしらね

 

 

 全く関係ない話なんですけど最近存在の耐えがたきサルサを読んだんですが(もちろん庵野秀明目当てです だってオタクだもの...)村上さんも自主制作映画の目標としてはとりあえずこれを見に来る客層にエイズの知識が根付けばいいみたいな事を仰っていたけど

 

 

このアニメも透明な嵐に巻き込まれないでねー、自分から率先して行動しようねー、程度の良識がこのアニメの主要な客層(と思われる)ロー、ハイティーン層にも備わればいいやってことなのか?啓蒙思想家気取りかよ、おい

 

 富野界隈では高い評価を得ているカントクなんだなぁと思って期待したけどなんかちょっと肩透かしかもしれない

 やはり遥か未来で人口肥大や有資源枯渇を抑制するため確立された経済体制やアンシャンレジームを宇宙レベルで施行し終えた世界の若者たちがなるべく穏便に落とし処を模索する、みたいなぶっ飛んだ内容を描くような作家は富野由悠季くらいのもので稀有な存在なんだろうなぁ 

 

うーーん、ピングドラムは面白かったんだけどなぁ これはちょっと...

 

 つーか個人同士の距離が近すぎる シャワー浴びてかない?じゃねえよ(笑)ねーよこんなこと 少女同士が性愛関係でもないのに異様に近い、これはふつうに不愉快ですね カントク個人の他者への願望に見えるが果たしてそれに共感できるかというと...? うーん 

やっぱ百合ものはきらら系くらいの緩さ、ユーモアが程よいですね

ただ映像的なセンスはやっぱりいいなぁ